日本サムスンは、着脱式機構のスロット・イン・モジュール方式を内蔵コントローラに採用した液晶ディスプレイを1月下旬より順次販売すると発表した。価格はオープン。
販売されるのは、550DX(55型)、MX-3シリーズ(32、40、46型)、TS-3シリーズ(32、40、46型)。 DXシリーズは、厳しい使用環境を想定した耐久性に優れた24時間連続運転可能モデル。MX-3シリーズは、コストパフォーマンスとスペックの向上の両立を実現したメインストリームモデルで、TS-3シリーズは、タッチ・パネル・モジュール一体型モデル。
液晶ディスプレイ本体にデュアルコアCPU搭載のWindowsコントローラを内蔵。外付けパソコンやセット・トップ・ボックスを不要にすることで、初期費用削減、設置簡便性と自由度、省スペースを実現しており、40型以上のモデルには、スロット・イン・モジュール方式の着脱式機構設計を採用している。遠隔操作・監視専用のRJ45ポートまたはRS-232Cのデイジーチェーン接続により、複数のディスプレイを一台のパソコンから一括で設定変更することができる。
また、自己診断機能を標準装備し、付属のMDC(Multiple Display Control)ソフトウェアを使って、電源オン・オフの監視、バックライト点灯の監視、内蔵ファンの障害、内部異常温度の監視ができるほか、事前に設定したメールアドレスに障害発生を自動送信して警告することも可能。
視野角は、いずれも上下/左右178度。輝度は、550DXが700cd/平方メートルで他が450cd/平方メートル。コントラストは、550DXが4,000:1(DCオン時は20,000:1)、MX-3シリーズの32型が3,500:1(DCオン時は6,000:1)、MX-3シリーズの40/46型が3,000:1(DCオン時は10,000:1)、TS-3シリーズの32型が3,500:1(DCオン時は3,500:1)、TS-3シリーズの40/46型が3,000:1(DCオン時は10,000:1)。