デルは11日、中堅・中小企業(SMB)向けPCブランド「Vostro(ボストロ)」のデスクトップミニタワーの新製品として、クアッドコアのインテル最新CPUを搭載した「Vostro 460」を発表した。11日より発売を開始し、同社直販サイトでの価格は74,980円から。
「Vostro 460」はVostro 430の後継モデルで、CPUとしてIntel Core i5-2400/2500、Intel Core i7-2600が搭載可能で、従来機のVostro 430の比べ、最大24%の性能向上を実現している。HDDは従来の最大2TBから最大3TBに拡張され、オプションでUSB 3.0も搭載できる。
最小構成モデルのベーシック(ディスプレイなし)モデルは、CPUがIntel Core i5-2400(3.1GHz)、メモリがDDR3 1GB、HDDが320GB、グラフィックスがIntel Graphics Media Accelerator、光学ドライブがDVD-ROM、OSがWindows 7 Home Premiumで価格は74,980円。
ベーシック(ディスプレイなし)モデルのグラフィックスをATI Radeon HD 5450 1GBに変更し、20インチワイド液晶ディスプレイが付属したベーシックモデルが89,980円。ベーシックモデルのメモリを2GBに拡張し、OSをWindows 7 Professionalに変更したパフォーマンスモデルが99,980円となっている。また、CPUがIntel Core i7-2600(3.4GHz)、メモリがDDR3 4GB、HDDが500GB、グラフィックスがNVIDIA GeForce GT 420 1GB、光学ドライブがDVD-ROM、OSがWindows 7 Professionalで、21.5インチワイド液晶ディスプレイが付属したハイスペックモデルが124,980円。
主なインタフェースは、USB 2.0×8、マイク×2、ラインイン、ラインアウト×4、ヘッドホン、HDMI、D-Sub、S/PDIF、eSATA、10/100/1000BASE-T対応有線LAN。外形寸法/重量は、W175×H362.9×D445mm/9.66~11.22kg。
デルでは昨年の11月、従業員規模499名までのSMB向けの組織をコンシューマー部門に統合、体制の変更を図っている。その理由を、コンシューマー & SMB事業本部 マーケティング本部 本部長の原田洋次氏は、製品ラインナップの重複を排除することによる最適化、お客様接点の共有、スケールメリットによる利益還元の3つをあげ、これにより、従来はコンシューマー向けであったタブレットを法人ユーザーにも拡大するほか、ワークステーションのコンシューマーユーザーへの販売も行い、市場の拡大を図っていくという。