文化放送キャリアパートナーズは1月11日、2012年3月に大学卒業予定者を対象に実施した「就職ブランドランキング調査」の結果を発表した。同調査は年に前半と後半と2回行われており、今回の調査結果は前半のもの。

総合トップは昨年第2位だったJTBグループ。同社は扱っている商品・サービスからイメージが持ちやすく前半ランキングでは常に上位で、文系女子学生からの人気が高い。

第2位は、昨年トップだった三菱東京UFJ銀行。昨年大きく順位を上げたメガバンク各行は三井住友銀行が第12位(昨年第3位)、みずほフィナンシャルグループが第19位(昨年第18位)といずれも順位を下げた。しかし、金融業界全体として人気が下がったわけではなく、野村證券第8位(昨年第9位)、日本生命保険第10位(昨年第25位)、大和証券グループ第13位(昨年第15位)、第一生命保険第18位(昨年第30位)と20位以内に占める金融業界の割合は増加している。

第3位は明治グループで(昨年の第10位は明治製菓。2012年卒から明治製菓と明治乳業が一括採用となるため表記変更)、菓子メーカーというわかりやすいイメージから文系人気も高いが、医薬品やバイオ関連など幅広い商品群があり、理系学生にも支持されている。文系、理系のいずれのランキングでもベスト10に入っている唯一の企業だ。

就職ブランドランキング調査結果(総合)

2012年順位 昨年順位 企業名
1 2 JTBグループ
2 1 三菱東京UFJ銀行
3 10 明治グループ(明治製菓・明治乳業)
4 4 全日本空輸(ANA)
5 7 電通
6 8 集英社
7 11 資生堂
8 9 野村證券
9 6 フジテレビジョン
10 25 日本生命保険