米Googleは1月10日(現地時間)、新聞・雑誌の広告検索、数独パズル解読などの新機能を備えた「Google Goggles」最新版をリリースした。

Gogglesは、リアルなオブジェクトとネットの情報を結びつけるスマートフォン向けの検索サービスだ。スマートフォンでGoogle Gogglesを起動し、調べたいものを撮影すると、画像がGoogleのデータセンターに送られ、その画像を分析・検索した結果が送り返されてくる。テキスト、観光名所、芸術作品、書籍・DVD、ワイン、一般的な製品、コンタクト情報、ロゴ、バーコード/QRコードなどの検索に対応する。

Googleは昨年11月に、Buick、Disney、Diageo、T-Mobile、Delta AirlinesとともにGogglesを宣伝に利用するマーケティング実験を開始した。最新版ではこれが標準機能として組み込まれており、2010年8月以降に米国の主要な雑誌に掲載された印刷広告を撮影すると、広告の製品のオンライン情報が表示される。数独パズル解読は、空白の数独パズルを撮影するだけ。スキャンに数秒の時間がかかるが、スキャン終了とほぼ同時に解答表示のボタンがあらわれる。これらの新機能を利用できるのはAndroid端末向けのGoogle Goggles 1.3、またはiPhone/iPod touch用のGoogle Mobile App v0.7.3.5675だ。

雑誌・新聞の広告のGoggles検索に対応

数独パズルを撮影、一瞬で答えが返ってくる

Android用のGoggles 1.3では、バーコードの読み取りが改善された。Gogglesを起動させてカメラをバーコード/QRコードに向けるだけで自動的に検索が行われる。シャッターを切らずに、より短時間で検索を完了できる。