日本ヒューレット・パッカードは1月7日、iSCSIを利用した仮想化ストレージ「HP StorageWorks P4000 G2 SANソリューション(以下、P4000 G2 SAN)ファミリ」の拡張モデルを発表した。同日より販売、出荷を開始する。
拡張モデルでは、P4000 G2 SAN向けとして初めてメジャーバージョンアップを果たした最新OS「SAN/iQ9.0」を搭載。新OSにより、「運用性」、「性能」、「バックアップ機能」、「可用性」において機能が強化され、仮想化環境へのさらなる最適化が図られているという。
HPでは上記4分野の中でも特に運用性とバックアップ機能を強調。運用性に関してはサーバ統合管理ツールとの連携を実現し、バックアップ機能では「VMware vSphere 4.1」のストレージ機能をサポートしたことを明かしている。
SAN/iQ9.0については、既存のP4000 G2 SANユーザーは無償でダウンロードして適用することができる。また、ストレージデバイス管理ソフトウェア「HP LeftHand P4000 Virtual SAN Appliance Software」、および仮想デスクトップ環境ソリューション「HP StorageWorks P4800 G2 63TB SAS BladeSystem SANソリューション」についても、同OSの機能に対応させているという。