パナソニックは1月6日、クラウド型のテレビ向けインターネットサービス「VIERA Connect」を今春より開始すると発表した。同社は同サービスのプラットフォームをオープン化することで、アプリケーションの増加などサービスの拡大を図る。
同サービスでは、映画やテレビ番組の視聴に加え、テレビのリモコンによる操作で「スポーツ」「ヘルス&フィットネス」「本格ゲーム」などのコンテンツを高品位な大画面テレビで楽しめる。関連機器との連携による双方向サービス、関連機器のオンライン・ショッピングなどのインターネットサービスにも対応している。
「ヘルス&フィットネス」サービスでは、トレッドミルやアームバンド式運動量計などと組み合わせて、テレビ映像を楽しみながら運動したり、消費カロリーや歩数などの運動量データをテレビ画面で確認したりすることができる。また、体重計や体組成計と組み合わせることで、日々の体重や体脂肪などの推移をテレビ画面で確認するなどの健康管理も実現する。
「本格ゲーム」サービスでは、ゲーム専用機を使わなくても、従来のテレビ向けインターネットサービスでは実現しなかったレーシングゲームのような本格的なセミハードコアゲームを大画面で楽しめる。
同社は2008年からクラウド型インターネットサービス「VIERA CAST」を海外市場に展開してきたが、VIERA Connectは対応アプリケーションの数を増やし、ハードウェアとの連携機能を追加するなど、VIERA CASTを進化させたものとなっている。
今春より、同サービスに対応するテレビが「Smart VIERA」として米市場に導入される。
同サービスのプラットフォームのオープン化への取り組みとしては、インターネットテレビ向けアプリケーション開発会社との協業を推進するとともに、ACCESSとの協業によって同サービスのミドルウェア技術のオープン化を他のCE機器や半導体メーカーに対して進めていく。