米フリースケール・セミコンダクタ・インクは、E Ink社との協業により業界初となるモノリシック・カラー電子書籍端末ソリューションを開発したと発表した。
このたび同社と電子書籍端末向けの電子書籍ペーパー・ディスプレイ分野のリーダーであるE ink社との協業によって開発されたのは、カラー表示をサポートするi.MX508アプリケーション・プロセッサ。
ARM Cortex-A8テクノロジをベースとする同プロセッサは、メーカー各社が次世代電子書籍端末製品カテゴリを発展させる上で必要となる性能、高エネルギー効率、システム・コスト削減を実現。最大2048×1536ピクセル(106ヘルツ)のパネル解像度をサポートし、複雑な画像処理やカラー処理にも迅速に対応できる性能と拡張性を備える。
同プロセッサを使用することによって、モノクロ表示とカラー表示両方のE Inkディスプレイを含めた電子書籍端末ファミリ全体を単一のプラットフォームで扱うことが可能となり、プラットフォーム内でのソフトウェア共有で市場投入時間が短縮されるだけでなく、エンド・ユーザにとっても費用対効果に優れたソリューションが実現するとのこと。