NECは12月27日、高性能リチウムイオン2次電池用電極(電力貯蔵用等)の生産能力増強に向けた設備投資に関して、経済産業省の平成22年度「低炭素型雇用創出産業立地推進事業費補助金」の対象事業に採択されたことを発表した。
同補助金は、同社100%子会社で大容量ラミネートリチウムイオン2次電池の開発・製造を手がけるNECエナジーデバイスのNEC相模原事業場内にある生産拠点において、2012年度までに同電極の生産能力を増強するためのもので、2011年度までの設備投資が補助金の対象となる。
これにより、NECグループの年間電極生産能力は、今年度末200万kWh超(電池容量ベース)から、2012年度末の1,000万kWhに向け、カスタマのニーズに応じて順次増強がなされていくこととなり、今後も成長が見込まれる環境・エネルギー事業分野において、リチウムイオン2次電池を軸に事業拡大を推進していく方針としている。