Opera’s newest Web browser introduces a new technology platform.

Opera Softwareは20日(米国時間)、WebページやWebアプリケーションの自動試験を実施するためのツール「OperaWatir」を公開した。WebページやWebアプリケーションの動作試験は最終的に人の手によって実施されることが多い。これは試験の負荷になるのみならず、自動化できず開発効率を悪化させる原因にもなっている。

OperaWatirはこうした手動で実施している試験を自動化するためのツール。JRubyで動作させるRubyスクリプトになっている。OperaWatirのチュートリアルに掲載されているもっとも簡単なスクリプトは次のとおり。このスクリプトで、指定したURLを開くという操作が自動で実施されることになる。

require 'rubygems'
require 'operawatir'


browser = OperaWatir::Browser.new
browser.goto 'http://maps.google.com/'


browser.quit

チューリアルに掲載されているもっと多くの作業を実施するサンプルは次のとおり。要素の特定にid指定やXPATHを使っていること、特定した要素に対してアクションを実施していること、それ以外にスリープの処理もあることなどがわかる。

require 'rubygems'
require 'operawatir'


browser = OperaWatir::Browser.new
browser.goto 'http://maps.google.com/'


puts 'Find the search box'
search = browser.text_field(:id, 'q_d')


puts 'Type text and submit the form'
search.set 'Opera Software ASA, Oslo to Den Norske Opera & Ballett'
browser.key('Enter')


sleep 1


puts 'Select the first result'
browser.link(:id, 'ddw_dll_1_0').click


sleep 2


puts 'Pan down'
pan_down = browser.element_by_xpath("//div[@log='pan_down']")
pan_down.click


puts 'Zoom in'
zoom_in = browser.element_by_xpath("//div[@title='Zoom In']")
zoom_in.click
zoom_in.click
puts 'Done'


sleep 10


# End
browser.quit

試験用のRubyスクリプトを作成しJRuby経由で実行させると自動的にOperaでチェックが実施される。これまで手動でチェックしていた内容を自動チェックに切り替えることができる。また、試験目的のみならず、特定の決まりきった作業を実施させるための自動化ツールとしても活用できる。