米アバイアは12月21日、北アメリカ航空宇宙防衛司令部(NORAD,:North American Aerospace Defense Command、通称ノーラッド)が毎年クリスマスに行っている、サンタクロースの居場所を追跡する「NORAD Tracks Santa」プログラムの運営を昨年に続きテクノロジー面から支援すると発表した。
同プログラムは、12月24日の午前2時(日本時間午後4時)から米国標準時で12月25日の早朝にかけて、「サンタ・ホットライン」にボランティア1,200人以上を配備して、世界中の子供達から電話で寄せられるサンタの現在地に関する問い合わせに対応するというもの。ここでは同社のリアルタイム音声技術が活用されている。
昨年は、コロラド州のピーターソン空軍基地でNORAD Tracks Santaオペレーションセンターが25時間開設され、世界中の家族からの7万4,000件の通話に対応した。
1955年に開始された同プログラムは、地元紙の『サンタ・ホットライン』に、NORADの前身である中央防衛航空軍基地(CONAD: Continental Air Defense Command Operations Center)の番号が誤って掲載され、子どもたちの電話を受けた司令官が北極から出発したサンタが今どこにいるかを答えたことから始まる。
以降、NORAD 職員とその家族や友人のボランティアによる運営で毎年サンタの追跡が行われるようになり、クリスマス・イブに子供たちから寄せられる電話に対し、サンタの現在地の最新情報を順次伝えている。