Analog Devices(ADI)は、10mm×10mmパッケージで低格5kVrms(自乗平均)の絶縁性能を有する0.5WクラスのDC/DCコンバータ「ADuM6000」を発表した。すでに量産出荷を開始しており、1000個受注時の単価は3.96ドルとなっている。

同製品は、同社のデジタル・アイソレーション技術「i Coupler」と「isoPower」DC/DCコンバータを集積したもので、これにより設計者は高コストな回路基板を不要とすることができるほか、医療用やIEC-60601-1のような安全認定基準を取得する時間を省略することができるようになる。

また、設計者はシステムモジュールのフォームファクタを小型化できるようになるほか、多くの特長や機能を追加する際でも、同じフォームファクタを維持することが可能だ。

なお、同製品と併せてisoPower集積絶縁DC/DCコンバータ技術と定格5kVrmsアイソレーションを特長とする、デュアルチャンネル・デジタル・アイソレータ「ADuM620x」も提供される。同シリーズでは、チャネル構成の異なる、ADuM6200やADuM6201、およびADuM6202デジタル・アイソレーション製品が含まれている。