IT・デジタルコンテンツのスペシャリストを育成する専門学校HALは、タカラトミーとの産学連携プロジェクトとして、同校の学生がオリジナルモノポリーを制作する「モノポリーの新世界観とゲーム盤面のデザインコンテスト」を実施。その受賞作品が決定した。
本コンテストでは、HAL東京・HAL大阪・HAL名古屋のゲーム学部とCG学部の学生が考案した592件の企画から、タカラトミーの担当者が30企画を選出。選ばれた作品はタカラトミーのモノポリー特設Webサイト上で人気投票を行い、最優秀賞を決定した。最優秀作品はHAL東京の田澤貴大さん、伊藤一樹さん、秋山一憲、松田実ノ里さん、光岡唯さん、横田遼さん、李開開さんらが制作した「モノポリー アリスインワンダーランド」。受賞チームには賞金15万円が授与されたほか、記念として、同チームの作品が世界でひとつのオリジナルモノポリーとして「本物仕様」で製品化された。
この作品を企画した田澤さんは「最優秀賞が獲れてとても嬉しいです。企画が何も思いつかなかったときにテレビで流れていた映画『アリス・イン・ワンダーランド』のCMを見てこの作品を制作しました。元々、この作品の原作を知らなかったのでモノポリーの盤を作るのに苦労しました」と制作時の苦労を語った。また、デザイン制作のリーダーを務めた伊藤さんは「ゲームは、いろんな人が関わって作っていくことを学びました。今回の経験を将来にも活かしていきたいです」と今後の意気込みを語った。
そのほか、本コンテストを担当したタカラトミーの石川氏は「今回は短い時間のなか学生さんに頑張っていただいて、デザインの完成度が高く、正直感動した作品ばかりでした。タカラトミーもこれからもっと夢のある商品を提供していきたいと思っていますので、皆さんも世界に大きな夢の種をまくような立派なクリエイターになってほしいと思います」と同校の学生にエールを送った。