CG-ARTS協会は、静止画、動画、インタラクティブの全3部門において作品を募集した「第16回学生CGコンテスト」の受賞作品を発表した。
若い才能の発掘と発表の場を提供するために1995年から実施している本コンテスト。今回の応募総数は1,221作品。本コンテストの審査員長を務めた多摩美術大学教授の原田大三郎氏は総評として、「今回、みなさんが私たちに見せてくれたのは、我々の心配を吹き飛ばす質の高い作品の数々でした。すべての部門がツールとしてのデジタル技術を駆使し、そして料理しそれぞれの表現を追求している。そこには何かと閉塞感の強い昨今の日本の状況を打破することができる若い想像力と力を感じます。とくに今回の動画部門の質の高さは、アートアニメーションの世界において日本が世界のトップクラスであることを如実に証明しています」とコメントした。各部門の最優秀作品は、高田茉依さんの『faddist』(静止画部門)、若井麻奈美さんの『SANKAKU』(動画部門)、須木じゃらしさんの『エスパードミノ』。最優秀作品は以下の通り。
第16回学生CGコンテスト最優秀作品一覧
なお、本コンテストの受賞作品展は、2011年2月2日から13日まで、 国立新美術館にて文化庁メディア芸術祭の協賛事業として開催される予定となっている。