米Googleは12月14日(現地時間)、Voice Search (音声検索)にPersonalized Recognition (個人認識)機能を追加した。

音声検索機能には、性別や年齢、話すスピード、アクセントなどの違いに関係なく話し言葉を認識できるように、幅広い性質や話し方をカバーするスピーチモデルが採用されている。新しい個人認識機能を有効にすると、音声検索でユーザーが話す言葉が記録され、それらを基に、そのGoogleアカウントユーザー専用のスピーチモデルが作られる。話し言葉に独特のアクセントがあっても、個人用のスピーチモデルでは独特ではなくなり、より正確に音声入力が認識されるようになる。「わずかずつではあるが、精度はすぐに向上し始め、時間をかけて構築されていく」(Google)という。

ユーザーのプライバシーに関わる機能であるため、同機能をサポートするVoice Searchを初めて利用する際に個人認識のオン/オフに関するダイアログが表示される。同機能は設定でいつでもオン/オフを切り替えられ、またGoogle Dashboardのスピーチ・セクションから収集されたデータとGoogleアカウントのリンクを解消できる。

現時点で個人認識オプションを利用できるのは、米国のVoice Searchユーザーのみ。対応言語は英語。今後、他の地域や他の言語にも拡大していくという。対応アプリはAndroid版のVoice Searchで、Android 2.2以上が要件となっている。