mboile=エプソン、垂直6軸産業用ロボットの新ラインアップの販売を開始
セイコーエプソンは、6軸(垂直多関節型)産業用ロボット「ProSixシリーズ」に新たなラインアップ「S5シリーズ(型番:S5/S5L)」を開発、販売を開始したことを発表した。
S5シリーズは、高速と低振動を両立した同社独自の軌跡制御技術スマートモーションコントロール技術を搭載した垂直6軸ロボット「PSシリーズ」の後継機種で、従来シリーズに比べ、より小型の部品の高速・高精度組み立てに対応しつつ、スリム設計による高スペース効率を実現したもの。
標準サイクルタイム0.4秒台と繰り返し位置決め精度±0.02mmを実現しているほか、ヒジ(第3関節可動部)のサイズは、従来機種であるPSシリーズの約1/2となるスリム化を実現しながら、動作エリア容積はロボット体積の46倍と、従来機種から1.7倍向上。加えて、第5関節の動作範囲は従来機種より10%向上、±135°の手首を実現している。
また、S5Lはロングアームタイプで、繰り返し位置決め精度±0.03mm、動作エリア容積はロボット体積の同87倍を実現している。
なお、2シリーズともに、標準仕様に加えて、クリーンルーム仕様、防塵・防水性を高めたプロテクション仕様(IP65)製品が用意されている。