STMicroelectronicsは、Blu-ray機器向け電源IC「STODD01」を発表した。

同製品は、HDのリード/ライト機能をサポートする青色レーザ用高電圧ドライバを含め、プレーヤの回路動作に必要なすべての電圧を生成できる電源用IC。低電圧デジタル回路(HDデジタルIC/DSP)、アナログ回路(Rf増幅器)、およびレーザドライバを駆動する3種類の電源が集積されており、これによりプリント回路基板の複数の個別電源が不要となるため、部品コストの低減、設計の簡略化、製品化期間および組立時間の短縮が可能となると同社では説明しているほか、基板サイズの縮小も可能なため、次世代小型STBやゲーム機用コンソール、PC用ドライブ、携帯型HD機器も可能となるとしている。

各電源チャネルに高効率のスイッチング型コンバータを使用、電力損失および発熱を最小限に抑えることが可能だ。また、トゥルー・シャットダウン・モードも備え、スタンバイ時の消費電力を最小限に抑えている。

なお、すでに同製品は、主要顧客向けにサンプル出荷を開始しているほか、QFN16Lパッケージ(4mm×4mm)での量産が可能で、1,000個購入時の単価は約0.80ドルとなっている。