富士フイルムは、同社が日本国内で普及を進めている「フィルムによる3D映画上映システム」で映画『シュレック フォーエバー』が公開されることが決定したと発表した。
フィルムによる3D映画上映システムは、既存のフィルム映写機をそのまま利用して3D映画が上映できる、米テクニカラー社が開発した「Tecnicolor 3D」システム。
同システムは、既存のフィルム映写機を用いるため、低コストでデジタル3D方式と同様に高画質な3D映画の上映が可能となるほか、劇場での映写オペレーションも従来と大きく変わることがない。
このたび、12月18日に公開予定の映画『シュレック フォーエバー』(配給:パラマウント ピクチャーズ ジャパン)が、同システムの日本における1作品目として、ユナイテッド・シネマが運営する大津・金沢・札幌・岸和田の4サイトにて上映されることとなった。
同社は、本作の上映を皮切りに、劇場向け映写設備の販売・保守サービス会社を通じて、フィルム映写機に装着する専用レンズのレンタルおよび設置を行い、日本国内おいての普及を積極的に進めていくとのこと。