パナソニック システムネットワークスは、同社の圧縮・伸張ソフトウェア「MediaArtist」の新ラインアップとして、携帯機器向け組込用3D変換モジュール「MediaArtist 3D」の企業向けライセンスの提供を2011年1月4日より開始することを発表した。
同モジュールでは、1枚の写真から3D画像を生成する「2D3D変換機能」により、一般に普及している単眼カメラで撮った画像を手軽に3Dに変換することが可能なほか、同じ被写体を撮影した複数枚の視差のある2D画像から3D画像を生成する「マルチショット3D変換機能」により、複眼レンズで撮った2枚の2D画像から3D画像への変換も可能であり、1枚の写真からでも、左右に視差のある複数枚の写真からでも、3D画像変換ができるほか、動画からの3D変換も可能となっている。
また、マルチショット3D変換機能では、独自アルゴリズムを採用することで、単眼カメラで撮影した複数枚の画像の傾きやずれを解析し、より自然な奥行き感のある3D画像に変換できるよう画像補正を行うことが可能。
さらに、同社のこれまでのソフト組み込み技術のノウハウを活用することで、3D変換モジュールの軽量化、高速化を実現。これにより、省資源機器への実装を可能としたほか、高性能CPUを用いた場合は、動画のリアルタイム変換も可能となるという。
なお、標準入出力フォーマットはYUV420およびYUYU2で、これ以外の入出力フォーマットおよび搭載可能プラットフォームは別途相談となる。