日本セーフネットは、ワンタイムパスワード生成アプリケーション「MobilePASS」を新たにAndroid端末に対応させ、「MobilePASS for Android」として提供を開始した。MobilePASSは、これまで、iPhone、BlackBerry、Windows Mobile、J2ME Devicesのほか、Windows XP/Vista/7、Windows Server 2003/2008に対応していた。これにより、Android端末をワンタイムパスワードのトークンとして利用できる。
1ユーザーあたりのライセンス料は、サーバ側がToken Management System(TMS)の場合は3,300円(税別)、SafeWordの場合は12,500円(税別)。
同社では、従来のハードウェアトークンに比べ、デバイス配布が無用となり、管理も容易になり、導入コストの削減にもつながるとしている。アクティベーションは、Self-activation Portalに、Android端末にインストールしたときに表示されるアクティベーションコードを入力することにより、ユーザー自身が行うことができる。ユーザー認証は、Active Directoryか、独自のユーザーDBであるSafeWord DBで行う。
同社 代表取締役社長 酒匂潔氏は、「ソフトウェアトークンは、USBトークンやICカードなどのハードウェアに代わって、今後、増加する傾向にある。また、ワンタイムパスワードは、これまでのPCのプレブート認証やVPNアクセスに加え、SaaS/PaaS、シンクライアント、オンラインバンキング、オンラインゲーム、オンラインショッピングなどでも利用されるようになり、市場が拡大していく」とした。
ワンタイムパスワードソリューションを100名で導入する場合の料金は、小規模から中規模向けのSafeWordの場合が125万円程度、中規模から大規模向けのToken Management System(TMS)の場合は、74万円程度。ただし、TMSの場合は、Active Directoryが必須となる。