エルピーダメモリは11月29日、デジタル家電向け2GビットDDR3 SDRAM「EDJ2116DEBG」および「EDJ2108DEBG」のサンプル出荷を開始したことを発表した。

「EDJ2116DEBG」のパッケージ外観

EDJ2116DEBGは、デジタル家電機器に求められる×16ビットI/Oをサポートする製品ながら世界最小クラスのチップサイズを実現している。一方のEDJ2108DEBGは×8ビットI/Oをサポートしている。

DDR3-1600規格に対応しているほか、1.35V駆動のDDR3L-1333やデジタル家電用途での性能向上を図れるDDR3-Plus(シームレスBL4アクセス)にも対応している。

消費電流は従来のデジタル家電向け×16ビットI/O品比で約30%削減、1.35Vの低電圧駆動とあわせてセット製品の消費電力低減が可能となっている。

さらに、データ出力バッファを小出力に設定可能(RZQ/5)であり、デジタル家電として、デジタルTVやBDプレーヤ、BDレコーダ、セットトップボックス、タブレットPCなどをターゲットとしている。

なお、2製品ともに量産開始は2011年第1四半期(1~3月)を予定している。