テラスカイは11月25日、パブリックなクラウドサービスと基幹システムなど企業システムとのデータ相互連携を実現するSaaS「SkyOnDemand2」を開発し、NTTソフトウェアと共同で2011年2月より提供を開始すると発表した。

同社は2005年にSalesforce.comとのデータ連携アダプタを開発してEAIパッケージ「DCSpider」の提供を開始し、2008年には同製品のSaaSとして「SkyOnDemand」をNTTソフトウェアと提供開始した。

今回、Salesforce.comに加えて、Windows Azure、Google Apps、Amazon Web Servicesといった幅広いクラウドサービスと企業システムとの連携を可能にする「SkyOnDemand2」が開発された。

SkyOnDemandの仕組み

同サービスを利用すれば、ユーザー自身がドラッグ&ドロップするだけで、「クラウドサービスと企業システム」、「クラウドサービス間」のデータ連携を実現できる。同サービスは、「クラウド連携特有のエラーを考慮したエラー処理機構」、「携先にメンテナンス時間帯があることを考慮した連携の再実行機能」、「テストなどに利用できるクローン環境(Sandbox)」を提供する。

利用料金は初期費用が60万円で、月額利用料は7万円からとなっている。