米Hewlett-Packard(HP)は11月22日(米国時間)、会計年度2010年第4四半期(8月-10月期)の業績報告書を発表した。売上高は前年同期比8%増加し333億ドルとなり、通年では前年比10%増で成長した。第4四半期は特にストレージ・サーバー事業が大きく伸び、業績に貢献した。

第4四半期の売上高は前年同期比8%増の333億ドル、GAAPベースの純利益は25億ドル、これは前年同期比5%増となる。1株あたり利益は1.1ドル、前年同期と比べて11%増加した。

事業部別では、エンタープライズストレージ・サーバー部門が前年同期比25%増で成長し、53億ドルを売り上げた。製品カテゴリ別に売り上げを見ると、ブレードが前年同期比51%増、業界標準サーバーが同32%増、ストレージが同14%増で伸びている。

次に好調だったのはイメージング・プリンター部門で、売上高は70億ドル、前年同期比8%増で伸ばした。プリンターの出荷台数は前年同期比14%増加、法人向けが同43%増、一般消費者向けが同7%増となった。

PCを含むパーソナルシステム部門は前年同期比4%増で103億ドルだった。PCの出荷台数は前年同期と比べ2%増加した。カテゴリ別に見ると、デスクトップPCは前年同期比13%増加したが、ノートPCは同3%減少した。法人向けは前年同期比20%の増加、一般消費者向けは同10%の減少となった。

このほかの事業部は、HPソフトウェアが前年同期比1%増の9億7400万ドル、サービスは同0.4%増の90億ドル、などとなっている。

2010年通年では、売上高は前年比10%増の1260億ドル、純利益は同14%増の88億ドルとなった。