LSIは、チャネル市場向けに、サステインドI/Oで最高24万IOPSの性能と300GBのSLCソリッド・ステート・ストレージ(SSS)容量を備えたPCI Express(PCIe)カード、「LSI WarpDrive SLP-300アクセラレーション・カード」を発表した。

300GBのSLC NAND型フラッシュメモリを搭載した「LSI WarpDrive SLP-300アクセラレーション・カード」

ロー・プロファイルのフォーム・ファクタを採用し、標準の8レーンPCIe Gen 2.0サーバ・スロットに挿入可能。メインメモリのサイズに依存することなく、低レイテンシ(遅延)および低CPU負荷で動作するように設計されており、シーケンシャルおよびランダムなリードとライトの両方に対して高信頼で安定した性能を実現、最高1400MB/sのスループットを維持することが可能だ。

また、25W以下の消費電力、50μs以下のアクセス・レイテンシで、最高毎秒24万回の4KリードI/O、最高毎秒20万回の4KライトI/Oが可能となっている。HDDを使用して同SSSカードと同等のライトIOPS性能を達成するためには、400台以上のドライブ、36ユニット相当のラック・スペース、300倍以上の消費電力が必要となるため、これによりユーザはアプリケーションの処理速度の高速化、エネルギー・コストの低減、ストレージ用ラック・スペースの低減などを図ることができるようになると同社では説明している。

なお、同製品は、販売代理店、システム・インテグレータ、システム・ビルダ、およびリセラから構成される同社のワールドワイド・ネットワークを通じて、11月29日から購入可能となる予定となっている。