山梨総合研究所は11月17日、今年9月18日・19日に開催されたB級グルメ祭典「B―1グランプリ」で、みなさまの縁をとりもつ隊の 「甲府鳥もつ煮」がゴールドグランプリを獲得したのに伴う経済効果の推計を発表した。
同調査では、直接効果として、「鳥もつ煮等売上額」、「観光客入込」、「メディア報道」について消費増加額を推計している。
鳥もつ煮等売上額については、鳥もつ出荷増量からそば店などでの売上増分を1.81億円、関連商品(タレ、鳥もつ煮セットなど)製造企業の出荷増量などから売上増加額を2.09億円と推計している。
観光客入込については、「H21年度山梨県観光客動態調査結果からの甲府地域への入込客」、「駅前ビジネスホテル、高速道路ICの利用者の状況からB1グランプリ優勝後の観光客の増加分」、「当たりの項目別消費額(観光動態調査結果から)に観光客の増加分を乗じた全体の消費増加額」から、10億円と推計している。
メディア報道については、新聞への掲載数量を広告料に換算して3.63億円、テレビでの掲載数量を広告料に換算して1.21億円と推計している。
さらに、原材料などの生産が誘発される「第1次波及効果」が5.52億円、また、雇用者の所得が増加することにより消費が増えて生産が誘発される「第2次波及効果」が3.7億円あると算定されている。
直接効果と間接効果を合わせ、経済効果の総額は27.97億円に上ると推計されている。