東芝は11月16日、環境に配慮したモジュール型データセンターについて、府中事業所にデモ施設を竣工して実証実験施設として活用するとともに、受注活動を本格的に開始すると発表した。
モジュール型データセンターは、施設型データセンターと比べるとビル建設が不要のため、より短期間かつ低コストで設置できる。同社のデモ施設は約3ヵ月で建設された。また、モジュールの躯体の柱に重量鉄骨を用いることでモジュールの重積が可能となり、土地を拡張することなく、データ処理量に応じて容易に拡張することができる。
同データセンターの空調には外気空調方式が採用されている。同方式では夏の高温期以外は外気を活用した冷却が行われるため、従来の空調方式と比べ、年間消費電力で約35%、年間のCO2排出量で約2,500トンの削減ができる見込み。
東芝のモジュール型データセンター・デモ施設の完成イメージ |