NTTレゾナントは11月11日、同社が提供しているインターネットアンケート・サービス「gooリサーチ」の登録モニターの中から国内在住の20歳以上の男女を対象に実施した「住民満足度に関する調査」の結果を発表した。有効回答者数は1,855名。

同調査の目的は、現在住んでいる地域の市区町村役場窓口やホームページに対する満足度、インフラなど個々の施設・サービスに対する満足度、今後の定住意向、その地域への愛着などを、地域・年代・性別に明らかにすること。

同調査で用いられている地域区分は、「北海道地方」「東北地方」「北関東地方」「南関東地方」「北陸・甲信越地方」「東海地方」「近畿地方」「中国・四国地方」「九州地方」「沖縄地方」となっている。

「現在住んでいる地域の暮らしやすさ」を尋ねた質問で、「暮らしやすい」「どちらかといえば暮らしやすい」と答えた人は北海道地方が77.7%と最も高く、これに南関東地方、九州地方が続いた。

最も低いのは北関東地方で、トップの北海道地方より20ポイント以上低い57.3%だった。「住んでいる地域への愛着」も暮らしやすさ同様に、愛着を持っている人は北海道地方が75.6%と最も高く、これに南関東地方、東北地方が続いている。最も低い地域は北関東地方で、54.6&と唯一6割を切っている。

暮らしやすさに対する満足度が高い地域は? 資料:NTTレゾナント

「今後の定住意向」について尋ねたところ、全体では「今の地域に住み続けたい」という回答が56.2%と半数を超えている。地域別では、「暮らしやすさ」「愛着」でトップだった北海道地方が63.6%と最も高かった。これに、近畿地方、中国・四国地方、東海地方、南関東地方が続いている。最も低い地域は北関東地方だった。

「現在住んでいる地域に対する満足度」を尋ねたところ、全体では約半数が満足、約2割が不満と答えている。地域別では、南関東地方が最も高く約6割、これに北海道地方、近畿地方が続いている。最も低い地域は北関東地方で36.8%だった。

満足度を向上するための改善項目としては、「産業・サービス業による経済活動の振興」「出産・子育てしやすい環境」「高齢者の福祉」「医療の充実」が上位に挙がった。

住んでいる地域への満足度が高い地域は? 資料:NTTレゾナント