住友重機械工業の100%子会社であるライトウェルは11月10日、IBMのクラウドコンピューティング向け統合管理ソフト「IBM Service Delivery Manager V7.2.1」を採用し、プライベート・クラウド環境を構築すると発表した。
同製品の国内での導入は初めてとなる。同製品は今年9月に発表され、プロビジョニングの自動化、課金に利用するデータ管理機能、ブレード・サーバーの電力監視といったクラウド環境の運用・管理に必要な最低限の機能を提供する9個のソフトウェアから構成される。
今回の構成では、あらゆるアプリケーションに対応できるよう、プラットフォームとしてLinux、UNIX、Windowsが整備された。
同社は、社内システムと複数の受託開発環境を今回構築するプライベートクラウド環境に集約し、2010年12月より順次利用を開始する。今後は、社内で運用しながら検証とノウハウの蓄積を行い、来年には顧客へのプライベートクラウドにおけるシステム設計・構築・運用設計サービスを提供する予定。