当然ながら、仮想化導入プロジェクトにも成功と失敗が存在する。他のシステム案件と同様、ただ漫然と進めていては、幸運に恵まれない限り、皆が満足する結果を残すのは難しい。

では、成功を掴み取るにはどうすればよいのか――。そこには絶対に外してはいけないポイントがいくつかあり、そのポイントに適合するものを数多ある選択肢の中から選び抜く力が必要になる。仮想化独特の"選択眼"をいかにして養うか、この点が成否を分ける最大の要素の1つと言えるだろう。

そこで弊誌は12月8日(水)、仮想化導入を検討中の方を対象にしたセミナー「ジャーナル ITサミット 2010 仮想化セミナー」を開催する。仮想化環境で使用するサーバ/ネットワークに必要な要件や、仮想化基盤に備わる機能とその有効活用方法、さらには仮想化への投資にレバレッジをかけて回収するためのアーキテクチャ論まで、それぞれの分野の専門家が詳しく解説する予定だ。

今回のセミナーで講師を務める、元三菱東京UFJ銀行の千貫素成氏(左)と、日本IBM、システムx事業部 アドバイザリーITスペシャリストの湊真吾氏(右)。ほかにも3人の講師が登壇する予定

実はこのセミナー、今年9月に開催した同名セミナーの2回目になる。前回セミナーが好評だったため、同じテーマの下に講師陣をリニューアルして開催する運びとなった。前回よりもさらに詳細に踏み込み、すでに検討段階に入りつつあるユーザー企業の皆さんに役立つノウハウを紹介していく。

講師は、三菱東京UFJ銀行で仮想化をいち早く導入し、従量課金機能を組み込んだ社内IaaS/PaaS/SaaSなどを構築した実績を持つ千貫素成氏ら、実プロジェクトを体験/支援してきた人物ばかり。この機会にぜひ仮想化プロジェクト成功の"ポイント"を習得してほしい。