米Microsofは11月8日、企業がWindowsサーバをベースにプライベートクラウドを容易に構築するためのリファレンス・アーキテクチャ・プログラム「Hyper-V Cloud」を発表した。同プログラムのパートナーとして、Dell、富士通、日立製作所、ヒューレット・パッカード(以下、HP)、IBM、NECの参画が決まっている。
同プログラムを構成する「Hyper-V Cloud Fast Track」では、マイクロソフトとパートナーがプライベートクラウドの構築に必要なストレージ、ネットワーク、仮想化や運用管理のためのソフトウェアなどを提供する。
同プログラムの一環として、マイクロソフトとHPは、HP BladeSystem、System Center、Windows Server 2008 R2 Hyper-Vを組み合わせてプライベートクラウドを構築するためのリファレンス・アーキテクチャ「HP Cloud Foundation for Hyper-V」を開発する。
そのほかの同プログラムのコンポーネントには、世界中の70を超えるサービスプロバイダーから構成される「Hyper-V Cloud Service Provider Program」、プライベートクラウドを構築したい顧客向けの構築ガイド「Hyper-V Cloud Deployment Guides」「Hyper-V Cloud Accelerate」がある。