Xilinxは11月8日(米国時間)、有線光通信向け40nmプロセスFPGA「Virtex-6 HXT」の出荷開始を発表したことを発表した。
Virtex-6 HXTはトランシーバとして6.6Gbps GTXと11.18Gbps GTHをそれぞれ12~48ないし24個搭載しており、これにより1×40Gbps、4×10Gbps、1×100Gbps、10×10Gbpsなどのポート構成に柔軟に対応可能な40Gbpsおよび100Gbpsのラインカードをサポートしている。
また、次世代光伝送アプリケーションに求められる最大11.18Gbpsのラインレートで業界標準のSFP+、XFP、CFP の各光モジュールに対してシームレスなインタフェースを提供しているほか、11.18Gbpsで500fs rms以下のランダム ジッタを実現するジッタ性能とシグナルインテグリティにより、外付けの調整回路を使用する必要性をなくしている。
さらに、厳しいジッタ要件をクリアするための送信(Tx)プリエンファシスや、受信(Rx)線形イコライゼーション、ディシジョンフィードバックイコライザ(DFE)など、10Gシグナリングに最適化した基礎から構築することが可能なデザインを提供するほか、高性能アナログ回路をノイズの多いデジタルロジックやIOから隔離することで、高い耐ノイズ性能を実現したデザイントポロジを実現。
加えて、すべてのシリアルピンをパラレルIOやパッケージ内パワープレーン、キャパシタから隔離し、スパースシェブロン(山形模様)の配置によってTxとRx間で40dB、各チャンネル間で30dBの隔離を実現する基礎から構築することが可能となっている。