ノークリサーチは11月5日、2010年の国内中堅・中小市場における運用管理・資産管理製品/サービスの利用シェアと評価に関する調査の結果を発表した。それによると、同分野のシェアトップはマイクロソフトの「Microsoft System Center」だった。
同調査の対象企業は年商500億円未満の企業で、有効サンプル数は1,400件。
運用管理・資産管理製品/サービスの導入社数のトップはシェア13.9%のMicrosoft System Center(SystemManagementServerを含む)で、これに富士通の「Systemwalker」、日立製作所の「JP1」が続く。
年商別に見ると、年商100億円未満ではMicrosoft System Centerの比率が高く、年商100億円以上ではSystemwalkerとJP1の比率が高くなっている。また、第5位にはオープンソースの「Hinemos」が入っており、ユーザー企業のITコスト削減志向の高まりを受け、OSSに必要な有償アドオンまたはソリューションという形で初期導入・運用のコストを抑制しようとしていると同社では見ている。
また同調査では、「導入/サポートの価格」「機能」「操作性」「動作」などの複数の項目について、5段階評価で製品/サービス別にユーザ企業による評価を行っている。
主要な「運用管理・資産管理」製品/サービスの「導入/サポートの価格」の評価においては、野村総合研究所の「SenjuFamily」がトップとなり、これにマイクロソフトのMicrosoftSystemCenter(SystemManagementServerを含む)、日本アイ・ビー・エムの「Tivoli」が続く。