11月10日(水) - 12日(金)に幕張メッセで開催される「第2回 クラウドコンピューティングEXPO (クラウドジャパン 秋)」は、今流行りのクラウドコンピューティングに関する製品やソリューションが一堂に会するイベントだ。来場者は情シス部門の担当者に限らず、経営企画や総務、営業などの業務ユーザも含まれる。今年はとりわけプライベートクラウド構築に注目があつまったが、中でもデータセンター向けソリューションへの関心が大きく高まっている傾向にある。

規模によらず、多くの企業がクラウドコンピューティングに期待することとしてトップに挙げる項目がコストの削減である。製品単体の価格も重要だが、消費電力量やそれに伴う光熱費、稼働可能なサーバ台数とその単価コスト、ラックあたり集積率などもコスト削減のための重要な指標として挙げられる。データセンター事業者やホスティング事業者は、顧客へのサービス提供価格を下げるため、とくにサーバ製品のコストには敏感になっている。

そこでサードウェーブが提案するクラウドのためのユニークなコスト削減製品が"ハーフサイズサーバ"だ。

通常の1Uサーバの半分のサイズながらパフォーマンスも拡張性もすぐれているの「ExPrime Server R-200-HW」

同社の「ExPrime Server R-200-HW」は1U/1wayのラックマウントサーバだが、筐体サイズが通常の1Uサーバに比べて半分となっているところがポイント。サーバラックの前面/背面の両面搭載に対応できる専用シャーシと組み合わせれば、限られたスペースを有効活用できるだけでなく、吸気/排気のエアフローの切り替えが可能になるので、従来のサーバに隣接させることもできる。また、前面にI/Oを集中させているので、通常の奥行きに対応できないラックにも搭載できる。つまり、新規のラックにも既存のラックにも対応できるというわけだ。通常の1Uサーバに比べて1ラックに搭載できる台数は増え、単価や運用コストは下がる計算になる。

搭載プロセッサはIntel Xeon 3400番台、Core i7/i5/i3、Pentuim G6950という20種類のラインナップから選択可能。アイドル時は通常の1Uサーバに比較して38Wもの低消費電力動作を可能にしており、消費電力約30%減を実現している。メモリは32GBまで搭載可能、ディスクは2.5インチのSSD、SAS、SATAに対応、ホットスワップ機能も備える。オプションでロープロファイルのPCI-Expressスロット1基の増設、RAIDカードおよびLANカードの追加が可能になっている。

価格は10万7,800円から。なお、同製品はクラウドコンピューティングEXPOにも出展されているので、興味のある向きはサードウェーブのブースで実機に触れてみることをお勧めする。(製品のホワイトペーパー(PDF)はこちら)