Google Chrome runs web pages and applications with lightning speed. |
10月30日(米国時間)、GoogleはChrome向けのエクステンション「Web Clipboard」を公開した。これは表示しているページの任意のテキストをコピーし、Googleサーバへ保存するというもの。何もしない限り、保存したテキストは向こう30日間に渡ってGoogleのサーバに保存され、アクセスするOSに関係なくペースト対象として利用できるようになる。
Web ClipboardをインストールするとChromeのツールバーにWeb Clipboardアイコンが追加される。ページのテキストを選択した状態でWeb Clipboardアイコンをクリックするとメニューが表示されるので、その中から「Copy selection to web clipboard」を選択。選択したテキストがコピーされGoogleのサーバに保存される。もう一度Web Clipboardアイコンをクリックすると、一覧に先程コピーしたテキストが表示されることを確認できる。ほかのOSでChromeやChromiumを動作させ、同じようにWeb Clipboardをインストールするとそこにもここでコピーしたテキストが表示されることを確認できる。
ページからコピーしたいテキストを選択してWeb Clipboardアイコンをクリック、「Copy selection to web clipboard」を選択 |
別のテキストを選択して同じ操作を実施。アイコンをクリックして表示されるリストに、先程コピーしたテキストがあることを確認できる |
別のOSの別のブラウザ(Chromium/FreeBSD)に同じようにWeb Clipboardをインストール。先程Chrome/Windows XPでコピーしたクリップボードが表示されていることを確認 |
ページのフォームへコピー&ペーストできる |
Googleサーバにコピーしたテキストは、表示しているページのフォームやテキストエリアに対してペーストさせることが可能。システムクリップボードへの直接ペーストは今のところサポートされていない。Web Clipboardエクステンションはちょっとしたテキストを保存しておきたい場合などに便利。日中は会社のPCでChrome Web Clipboardを使ってテキストをコピーしておき、帰ってきてから自宅のPCのChromeでテキストをペーストして利用するといったことが簡単に実現できる。また、同じ場所で複数のPCを使っている場合などのちょっとしたテキストのコピー&ペースト機能としても活用できる。