STMicroelectronicsは、オートモーティブ・グレード(AEC-Q100)に準拠した低G3軸加速度センサ「AIS328DQ」を発表した。すでにサンプル出荷中で、量産開始は2011年第3四半期を予定。単価は大量購入時で3ドルとしている。

低G3軸加速度センサ「AIS328DQ」の利用イメージ

同製品は、3軸すべての加速度を検知し、動きと傾きの情報を高分解能デジタル信号に変換した後、標準SPIまたはI2Cインタフェースを介してマイクロコントローラに送信することが可能。ユーザが選択可能な加速度検出範囲(±2g/±4g/±8g)にわたり、高い精度を実現した出力を提供し、時間および温度変換に対して優れた安定性を実現する。

また、-40℃~+105℃の温度範囲で動作し、車室内またはパワー系デバイスなどの自己発熱部品を搭載したモジュール内で使用可能だ。さらに、センサに内蔵されている自己診断機能を任意の時点で動作させることで、デバイスが正しく機能していることを確認することも可能となっている。