ブロードバンドタワーは11月1日、同社関西地域のデータセンター(西梅田)において、ラックを電力従量課金で提供するコロケーションサービス「ユーティリティ型ラックサービス」の販売を11月8日から開始すると発表した。

同社によると、電力従量課金でラックを貸し出すのはデータセンター業界では初の取り組みとなるという。

同社は「従来のコロケーションサービスにおけるラックサービスは、一定の電流契約内で電力利用料に対して定額であり、電力消費の少ないユーザーにとっては非経済的な課金体系」とし、このほど電力従量課金にてサービスを提供するに至ったと説明している。

同サービスの初期費用はラックあたり20万円。月額参考費用は1ラック内サーバ5~8台の場合で7万円程度。電力の測定方法は、同社の電源監視システムによって取得されたデータによって計算される。

契約期間は6ヵ月単位となり、更新の際は契約期間内における一定量の電力利用が条件になるという。

同サービスの販売は11月8日から開始されるが、提供は12月1日からとなる予定。