エスセス製薬は10月29日、Twitterのつぶやきを自動収集して全国各地の風邪の流行状況をビジュアル化するWebサイト「カゼミル」を発表した。11月1日にオープンする。

カゼミル

カゼミルは、1時間ごとにTwitterを回覧して「風邪」、「カゼ」、「かぜ」などのキーワードを収集。さらに、「のど」、「鼻水」、「さむけ」、「頭痛」、「せき」、「熱」といった6種類の症状も併せて取り込んだうえで、Twitterのユーザーが登録している現在地情報を参照し、47都道府県でどういった風邪がどの程度流行しているのかをビジュアルに表示する。

分析には直近24時間のデータを用いて行われるため、カゼミルに表示される流行状況はリアルタイムに近いかたちになるという。なお、エスエス製薬の発表では、ニールセンの8月の調査結果として、日本のTwitterユーザーが1000万人以上に上り、その約半数が現在地に実在する地域名を登録していることを説明したうえで、独自の調査結果として、Twitter上での風邪に関するつぶやきが1日約8000回~15000回程度もあることを紹介。今回のカゼミルにより、そういった風邪に関するつぶやきを集計して流行状況を可視化することで、風邪への注意を促していく考えを明かしている。

そのほか、カゼミルには、風邪のつぶやきが増加した都道府県の上位を「注意ランキング」というかたちで表示する機能や、6つの症状別のつぶやき回数をアニメーション表示する機能なども搭載されている。