ソニーは10月29日、2010年度第2四半期の連結業績を発表した。売上高は前年同期比4.3%増の1兆7332億円、営業利益は前年同期比1013億円改善の687億円、純利益は同574億円改善の311億円という結果だった。
ソニーは、昨年に比べて大きく改善した要因として、ネットワークプロダクツ&サービス(NPS)分野の好調を挙げている。ゲーム事業とPCが好調で、同分野の営業利益は前年同期の590円損失から69億円の利益を出すまでに持ち直した。為替の悪影響がありながらも、PCが商品力強化により全地域で売上台数の増加を達成したうえ、同四半期にPlayStation Moveを導入した影響から「プレイステーション 3」のハードウエア/ソフトウエアの売上高が増加し、659億円の大幅改善という結果になった。
セグメント別の結果は以下のとおり。
今回の結果を受けてソニーは、2010年度の連結業績見通しの見直しも発表。売上高は円高の影響により2000億円下方修正しているが、営業利益についてはゲーム/PCの好調を反映させるかたちで200億円上乗せしている。