STMicroelectronicsは、同社の32ビットマイコン「STM32バリュー・ライン」に256KB~512KBの大容量Flashメモリを内蔵した製品を追加したことを発表した。

32ビットマイコン「STM32バリュー・ライン」に最大512KBのFlashメモリ搭載品が追加

これにより、STM32バリュー・ラインの内蔵Flashメモリ範囲は16KBから512KBまで拡大されることとなる。また、大型アプリケーション・コード・ストレージ用に外部メモリ・インタフェースを強化しており、外部コードやデータ・メモリをサポートすることが可能となった。このインタフェースは、コントローラを内蔵したLCDのパラレル・インタフェース・モードもサポートする。

さらに、最大144ピン(112ピン(入出力用))までの追加パッケージ・オプションを用意、マイコンとセンサ、ステータス・インジケータ、ワイヤレス・サブシステム、USBポートなど、他のシステム部品との間でより多くの集中した通信を設計者が管理することが可能となる。

24MHzのプロセッサ(1.25DMIPS/MHz)を搭載しているほか、24~32KBのSRAM、12×16bitタイマ(モータ制御用タイマ含む)、12bitのA/Dコンバータ(変換時間1.2μs)を搭載している。

なお、大容量Flashメモリを内蔵した製品の単価は、1万個購入時で256KB品(64ピンLQFP64パッケージ)が2.18ドル、512KB品(144ピンLQFP144パッケージ)が4.33ドルとなっている。