米Googleは10月25日(現地時間)、Google Earth/Google Maps関連の最新情報をアナウンスするGoogle Lat Long Blogにて、ローカルビジネス向けの新サービス「Google Boost」を開始したことを発表した。当面はβ版のサービスとして運用される。
Google Boostは、「サンフランシスコのアジア料理店」などの地域情報に関連する検索が行われた際に、検索結果ページに挿入される広告サービス。Googleでは以前から、都市、名所、ランドマーク、駅、ビジネスなどのさまざまな地域情報を集約して表示する機能「Place Pages」を提供しているが、今回のGoogle Boostは、そのPlace Pagesで表示内容に挿入する広告枠となる。
Google Boostの表示結果は以下の画面のようになる。
宣伝対象の店舗/施設の場所がGoogle Map上に青いピンで示される(通常のPlace Pagesの情報は赤いピン)ほか、上部の広告エリアに、住所や電話番号、紹介文、ユーザー評価(スター)なども表示される。
Google Boostの出稿登録は、Place Pagesに登録するためのインタフェース「Google Place」から行える。必要な作業は、Place Pages向けの情報にカテゴリや月額広告予算を追加入力するだけ。表示頻度などは予算に応じてGoogleのエンジンが自動的に調整するという。
なお、Google Boostは現在、ベータ版のサービスとして稼働している。サービス提供地域も、米国のサンフランシスコ、ヒューストン、シカゴの3都市に限定されている。