米アドビ システムズは、今年で10回目となるコンテスト「Adobe Design Achievement Awards」の受賞者を発表した。

本コンテストは、世界中の高等教育機関で、グラフィックデザイナー、写真家、イラストレーター、アニメーター、デジタル映像製作者、開発者、コンピュータアーティストを目指す学生を対象としたもの。インタラクティブメディア、フィルムおよび動画、従来型メディアを網羅した12のカテゴリーの受賞者は以下の通り。なお、カテゴリー賞受賞者(個人およびグループのリーダー)全員には、現金3,000米ドル、表彰状、3D表彰盾、「Adobe Creative Suite 5 Master Collection」(個人の受賞者)または「Adobe Creative Suite 5 Design Premium」、「Adobe Creative Suite 5 Web Premium」、「Adobe Creative Suite 5 Production Premium」のいずれかのアカデミック版(グループの受賞者)が授与され、さらに、個人の受賞者とチームのキャプテンは、Icogradaネットワークのデザインリーダーによる1年間の指導を受けることができるほか、Icograda Youth Advisory Panelのメンバー候補となるとのこと。

受賞者一覧

ブラウザベースのデザイン―米国アカデミーオブアート大学 Tiago Cabaco作「Case Study: Kalvika」
非ブラウザベースのデザイン―米国メリーランド美術大学Anthony Mattox作「Pulsu」
アプリケーション開発―米国パーソンズ美術大学 Andrew MahonとZeke Shoreの共作「VoxPop」
モバイル向けデザイン―イタリア ベネチアIUAV大学 Laura Bordin作「Heart Lift」
インスタレーションデザイン―ドイツ ドルトムント応用科学大学 Janina Kumpies率いるチーム作「Buchmesse 200」
アニメーション―英国キングストン大学 Napatsawan Chirayukool作「What Makes Your Day?」
ライブアクション―ドイツ ハンブルク工科芸術大学 Victor Aloji作「Ad Against Child Sexual Abuse」
モーショングラフィックス―カナダ ヨーク大学/シェリダンカレッジ Edeline Bernal作「29」
イラストレーション―韓国檀国大学校 Soonkyu Jang作「World Championship 2010」
パッケージング―カナダ ヨーク大学/シェリダンカレッジ Linna Xu作「Ilford Film」
写真―ドイツ ヴュルツブルク=シュヴァインフルト専門単科大学 Natalia Luzenko作「to wait and see」
プリントコミュニケーション―米国アカデミーオブアート大学 Chiharu Tanaka作「MONYO+MOJI」

受賞作品は、2010年の最終選考作品および過去9年間の入賞・受賞作品とともに、ADAA Galleryで閲覧することが可能だ。