ガートナー ジャパンは10月25日、東京・お台場で開催中(10月25日 - 27日)の『Gartner Symposium/ITxpo』において、米Gartnerによる"企業・組織にとって戦略的な重要性を持つと考えられるテクノロジのトップ10"を発表した。
発表された10のテクノロジは以下の通り。
- クラウドコンピューティング
- モバイルアプリケーションおよびメディアタブレット
- ソーシャルコミュニケーションおよびコラボレーション
- ビデオ
- 次世代型分析
- ソーシャル分析
- コンテキストアウェアコンピューティング
- ストレージクラスメモリ
- ユビキタスコンピューティング
- ファブリックベースのインフラストラクチャおよびコンピュータ
ガートナーは、クラウドコンピューティングが引き続き最も重要な戦略的テクノロジとして位置づけられるとしており、「今後3年間はパブリックとプライベートの範囲内で幅広いクラウドサービスが提供されるだろう」と予測している。また「大規模企業では、2012年までに継続的なクラウドソーシングを判断し管理するためのダイナミックなソーシングチームが確立される」とも見ている。
ビデオを選出した理由として、ガートナーは「新しいメディアではないが、非メディア企業においてもその利用が急速に進みつつある」としており、すべてのテクノロジのトレンドにおいて、「ビデオがメインストリームへ移行する臨界点に達している」と分析している。同社は、2013年までにビジネスパーソンが1日に利用するコンテンツのうち、写真、ビデオ、またはオーディオが占める割合は25%を超えると予測している。