ネットエージェントは10月22日、P2P型ファイル共有ソフト「Share」を利用する児童ポルノコレクター数の調査結果を発表した。

それによると、Shareを利用して児童ポルノを収集しているユーザーの数は2万人以上。Shareの利用者は全体で約10万人とされており、実にShareユーザーの約2割が児童ポルノコレクターということになる。

今年9月27日、28日には全国21都道府県による児童買春・ポルノ禁止法違反の一斉取締りにより18人が逮捕されたが、ネットエージェントでは今回の調査結果を踏まえて、「一斉取締りの抑止効果は限定的であるように思われる」とコメント。続けて、「青少年をこうした有害情報から遠ざけるには、社会全体のよりいっそうの取り組みが必要と考えられる」と警鐘を鳴らしている。

なお、調査は、Shareの「クラスタ」に児童ポルノ関連の用語を設定しているユーザーを児童ポルノコレクターとみなし、その数をカウントするかたちで行われた。

ネットエージェントのWebサイト