スマート・ネットワークプロジェクトは10月20日、ホームICTおよび電気自動車(EV)を支えるサービス基盤で利用する通信規格を用いて実証実験を行うフィールドを横浜みなとみらい21地区に構築し、今年11月から来年3月まで各社が共同で実証実験を行うと発表した。
同プロジェクトは、平成21年度第2次補正予算「ネットワーク統合制御システム標準化等推進事業」の一環として、6月に総務省に採択されたもので、スマートグリッド社会・電気自動車社会を見据えてネットワーク統合制御システムの普及促進を行うために、システムの基盤となる通信規格の策定と検証を目的とする。
代表幹事はNTTドコモとNEC、幹事は積水ハウスとバンダイナムコゲームス、参加企業は、アイホン、内田洋行、NTTファシリティーズ、JX日鉱日石エネルギー、日産自動車、日本ユニシス、野村総合研究所、三菱電機。
同プロジェクトは、屋内の通信規格の標準化を目指す「住宅/EVネットワーク」グループと、街中での電気自動車の活用を支える通信規格の標準化を目指す「EVサポートネットワーク」グループの2つのグループから構成される。
実験フィールドは11月4日に完成し、11月7日から開催されるAPEC会議参加者に公開される予定。