雑誌『+DESIGNING』、雑誌『Web Designing』、『マイコミジャーナル』の3媒体が、様々なジャンルのクリエイターたちを100人連続で紹介していく新企画。第75回は、企画性の練られた広告Webサイトのクリエイティブディレクションを手がけるkatamari Inc.の谷口恭介が登場。

谷口恭介プロフィール

1978年生まれ。ディレクター。2004年AID-DCC Inc.に入社。2007年katamari Inc.立ち上げと共に転籍。企画からデザイン、制作ディレクションまでを担当。すぐに陰謀説を唱える。受賞歴は「第3回 東京インタラクティブ・アド・アワード入賞」、「One Show Interactive 2005 Finalist」、「第4回東京インタラクティブ・アド・アワード銀賞」。katamari Inc.のWebサイトはこちら。またTwitterアカウントはこちら。

Q&A

――この仕事に就こうと思った年齢ときっかけは?

谷口恭介(以下、谷口)「20台前半ごろ、けっこう長々とフリーターをしていた時代がありました。風邪を引いた次の日にとても心が寂しくなり、安息の地を求めて職探しをしていると、Webデザイナーっていう職業がとてもキラキラして見えてしまったので」

――これまでで一番思い入れのある仕事は?その理由や思い出を教えてください。

谷口「特定のプロジェクトはありませんが、ターニングポイントは今の会社に入ったことです。それまでは、Webデザインという部分仕事を着々とこなしていたのですが、会社を変わったあとは、その範疇を超えた分野、企画のロジックであったりコミュニケーションそのものについても、相当真剣に上司や同僚たちと議論を重ねられる環境でした。あ、今でもそうです」

――この仕事を辞めようと思ったことはありますか?また、そのきっかけは何ですか?

谷口「toto BIGが当たった夢を見たときに一度。夢のなかで。夢から目覚めたあとは、顔を洗って出社しました」

――これから取り組んでみたいこと、関わってみたい仕事は何ですか?

谷口「広告の仕事に関わる場合が多いのですが、それ以外に商品自体の開発などをやってみたいとも思っています。今とはまた違ったロジックがあるだろうし、その視点を感覚値として知っていれば、さらに広告の仕事に活かせると思うので」

――愛用している、思い入れのある道具や本、ものを教えてください。

谷口氏愛用の黒い革の小物

谷口「漫画『SLUM DUNK』は、困難に直面するたびに読んでいます。黒い革の小物を愛用しています」

――尊敬している人を教えてください。

谷口「大勢いすぎて特定の人を挙げるのが難しいです。父親」

――アイデアを練る場所、時間などを教えてください。

谷口「特定の場所や時間はないですけど、同僚や知人を無理矢理にでも誘って、思うところを話すことから始めています」

――1カ月で仕事をしない日は何日ありますか?

谷口「6日くらい?」

――理想的なオフの過ごし方は?

谷口「予定が何も入っていなくて、突然あれがしたい、これ食べたいと思ったときに実現できるような日」

――趣味やコレクションなど、いま、個人的にハマっていることを教えてください。

谷口「お味噌汁と卵かけごはんを毎朝食べることに凝っています」

――お酒を飲みますか?週何日、どのくらいの量を飲みますか?

谷口「毎日ビール1缶を晩酌。週一くらいで浴びるほど」

――同業でよく飲みにいく、食事をする人は誰ですか?

谷口「お友達募集中です」

作品紹介

左:CINEMA KEIBA / JAPAN WORLD CUP
CL:財団法人 全国競馬・畜産振興会 / CD:谷口恭介
中央:adidas Originals BE Originals(公開終了)
CL:adidas Japan K.K. / CD:谷口恭介
右:2010: New Year Sonata
CL:AID-DCC Inc.&Katamari Inc. / CD、De:谷口恭介