NECは10月19日、スペインの通信事業者であるテレフォニカが企業向けに展開しているクラウドサービスのアプリケーションの1つとして、新たにスペイン国内向け仮想PC型シンクライアントサービスを共同で提供すると発表した。
テレフォニカは、欧州や中南米の20ヵ国以上でグローバルに固定通信・携帯電話・インターネット事業を展開するヨーロッパ最大規模の通信事業者。
同サービスは、従来クライアントPC上に構築されていたデスクトップ環境をサーバ上に実装・集約した基盤システムであり、ユーザーはPCやスマートフォン、シンクライアント端末などからリモートで仮想マシンに接続してデスクトップ環境を利用する。
NECは昨年、テレフォニカがSaaS形式で企業や一般家庭にさまざまなアプリケーションソフトウェアを提供するためのクラウドサービス基盤の構築・提供を行うプロジェクトを受注している。
両社は今後、PaaSやDaaSなどの各種クラウドサービスにおいてビジネスを展開していく予定。