米IBMは10月18日(現地時間)、2010年度第3四半期の連結決算を発表した。これによると、同期の売上高は前年同期比3%増の243億ドルで、純利益は前年同期の32億ドルから12%増の36億ドルとなった。
事業部別では、グローバル・サービス事業全体の収益は2%増で、このうちグローバル・テクノロジー・サービス部門の収益は1%増の95億ドル、グローバル・ビジネス・サービス部門の収益は5%増の46億ドルとなった。
ソフトウェア部門の収益は52億ドルで前年同期比1%増となったが、第1四半期に行ったPLM事業の売却による影響を除外すると前年同期比4%増となる。WebSphere、インフォメーション・マネジメント、Tivoli、Lotus、Rationalの各製品を含む主要なミドルウェア製品全体の収益は31億ドルで、前年同期から7%増となった。
ミドルウェア製品では、WebSphereソフトウェア製品群が前年同期比14%増、Tivoliソフトウェアが前年同期比9%増と好調だった。また、サービス/ソフトウェア部門におけるビジネス・アナリティクス関連の収益は14%増だった。
サーバとストレージを含むシステムズ・アンド・テクノロジー部門の収益は総額で43億ドル、前年同期比10%増だった。システム製品の収益は前年同期に対し8%増で、このうち、System xサーバ製品の収益は30%増、System zメインフレーム・サーバの収益は15%増、Power Systemsの収益は13%減だった。System xは前期に引き続き、前年同期に対して30%増と大幅成長を遂げた。
地域別では、南北アメリカ地域の当第2四半期の収益は102億ドルで前年同期比3%増、欧州/中東/アフリカ地域の収益は74億ドルで前年同期比6%減、アジア太平洋地域の収益は前年同期比14%増の59億ドルとなった。