Agilent Technologiesの日本法人であるアジレント・テクノロジーは、LXI Class Cに準拠した周波数カウンタ「Agilent 53200Aシリーズ RF&ユニバーサル周波数カウンタ/タイマ」3機種を発表した。
同53200Aシリーズは、350MHzの周波数レンジに対応しているが、マイクロ波チャネルオプションで6GHzおよび15GHzに拡張することが可能。測定速度は、既存モデルと比べて2桁以上高速にしつつも、連続カウント誤差なしの場合、最大12桁/秒の周波数分解能を実現している。また、20psec単発タイム・インターバル分解能を実現している。
さらに、標準でLXI/EthernetとUSB 2.0インタフェースを搭載。PCを用いたテストシステムやネットワークへの接続が可能なほか、オプションとしてGRIBインタフェースも追加可能だ。
加えて、1MSa内蔵メモリを搭載しているほか、外付けのUSBメモリにも対応しており、周波数カウンタ本体からのデータの移行を行うことも可能となっている。
このほか、4.3型の大型カラーディスプレイを採用。数値のほか、グラフィック表示(ヒストグラムやストリップチャート)もでき、周波数トレンドも一目で判断することが可能となっている。また、内蔵の後解析機能、内蔵メモリおよび高速データ転送機能などを搭載しているほか、モジュレーション・ドメイン解析(MDA)、簡単なジッタ解析、アラン分散、ヒストグラムなどの演算・統計機能も搭載している。
価格は350MHz RF周波数カウンタ「53210A」が21万371円(税抜き参考価格)、350 Hz ユニバーサル周波数カウンタ/タイマ、12桁/秒、100psの「53220A」が24万3068円(同)、350MHz ユニバーサル周波数カウンタ/タイマ、12桁/秒、20psの「53230A」が37万8087円(同)となっている。