Opera Softwareは10月14日、報道関係者を集めたイベント「Up North Web」を開催し、開発中のOpera 11やOpera Mini/ Opera Mobileの次期バージョンの情報を明らかにした。
Opera 11はOpera Extensionsによる拡張が可能になる。アドオンはW3C Widget仕様をベースにしており、HTML5やCSS、JavaScriptなどのオープン標準を用いて開発できる。Operaは間もなくOpera 11 Alphaをリリースする予定で、同時にOpera Extensionsの開発および提供に関する詳細情報を開発者向けサイトDev Operaで公開する。また同社CEOのLars Boilesen氏によると、Opera 11ではGPUの処理能力をブラウジングに活用するハードウエアアクセラレーションのサポートを目指すという。
Opera Miniの次期バージョンは、ハードウエアアクセラレーション、ピンチによる拡大機能(pinch to zoom)をサポートする。同イベントでは開発中のiPhone用Opera Miniを使ったデモが披露された。またOpera Mobile for Android初のパブリックベータ版を間もなくリリースするという。1カ月以内にm.opera.comおよびAndroid Marketから入手できるようにする。同ベータ版はpinch to zoom機能をサポートする。