Google Chrome runs web pages and applications with lightning speed.

Chrome 8開発版が公開された。Chrome 7はどちらかといえばユーザからみた場合の変更を最小限にし、内部の改善や機能追加を実施するという側面が強かった。これまでのChromeをさらに磨き上げるという印象が強い。Chrome 8ではユーザから見た部分での変更が多くなる。今のところ注目されるのはGPU H/W機能を活用したレンダリング性能の向上と、クラウドプリントへの対応だ。Chrome 7ベータ版と比較したChrome 8開発版での主な変更点は次のとおり。

  • Googleクラウド印刷の機能を導入 (ただしまだ導入したばかりで実際に機能はしていない)
  • 設定ダイアログをタブ内に統合する機能 (about:labsで設定)
  • アドレスバー検索におけるGoogle Instant機能の統合 (about:labsで設定)
  • リモートホスト機能 (about:labsで設定)
  • 期限切れプラグインの無効化機能 (about:labsで設定)
  • XSS監査機能 (about:labsで設定)
  • Webアプリケーションバックグラウンド化機能 (about:labsで設定)
  • GPU H/Wアクセラレーション (about:labsで設定)

Chrome 8.0.552.0 on Windows 7

オプションに新しく追加された「Google Cloud Print」

有効にするとGmailアカウントの入力を求められる

追加されたGoogleクラウド印刷はまだ仮の状態で機能はしていない

about:labsで表示される実験機能。Chrome 7ベータ版と比べていくつもの機能が追加されている

about:labsでTabbed Settingsを有効にした場合、設定ダイアログがタブに統合されるようになる

Chrome 8はChrome OSにおける印刷機能を視野に入れ、クラウド印刷機能にとりかかるところが大きなポイントとなる。ほかの主要ブラウザはクラウド印刷の機能は提供しておらず、機能するようになればChrome 8が最初のクラウド印刷対応ブラウザということになる。