東京国立近代美術館フィルムセンターは、11月9日より映画監督・黒澤明氏の生誕100年を節目にした企画上映「生誕百年 映画監督 黒澤明」を開催する。
黒澤明監督は、1910年東京に生まれ青年期には画家を目指したが1936年にP.C.L.映画製作所に入社。山本嘉次郎監督を師と仰いで助監督修業に励み、1943年の『姿三四郎』で演出家としての道を歩み始める。
戦後は、厳しい世相を見つめながら『醉いどれ天使』(1948年)などで頭角を現し、1950年の『羅生門』は翌年のヴェネチア国際映画祭でグランプリを受賞、日本映画の高い芸術性を海外に知らしめる。以降、『生きる』(1952年)、『七人の侍』(1954年)、『蜘蛛巣城』(1957年)、『用心棒』(1961年)、『天国と地獄』(1963年)など多彩なジャンルにわたる骨太の傑作群は、つねに日本社会の話題であり続けたばかりか、各国の観客から強く支持され、世界の映画人にインスピレーションを与えてきた。
同企画上映は、黒澤明監督の30本の監督作品のほか、他の監督たちによって映画化された脚本作品20本を加えた計50本の上映を通して、日本が誇る「世界のクロサワ」の足跡を回顧する。
詳細と上映スケジュールはこちらこちらより。
生誕百年 映画監督 黒澤明
会場 | 東京国立近代美術館フィルムセンター 大ホール |
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会期 | 11月9日(火)から12月26日(日) |
休館 | 月曜日、2010年11月1日(月)から5日(金)、11月7日(日)、8日(月)、12月27日(月)から2011年1月6日(木) |
入場料 | 一般500円、高校・大学生・シニア300円、小・中学生100円 |